和紙のある暮らし
エーデパの仕事に携わるようになってから、生活の中で、和紙をたくさん目にするようになりました。例えば、娘たちがゲームカセットを入れている箱や、私の名刺、御朱印帳など。。。メモ書きやお手紙に懐紙を使うこともあります。また、明治神宮でいただいたおみくじは、越前和紙だということもわかりました。
娘たち愛用の和紙箱。存在感もあり、大切なもの(?)を入れるのにぴったりだそう。5年愛用中。
福井らしい恐竜や紫式部など様々な懐紙。渡す相手や用途によって、使い分けています。
今回は、このように徐々に増えていった越前和紙について、お話ししたいと思います。越前和紙は福井県の伝統工芸7つのうちの1つ、越前市今立地区にて製造されています。多くの紙を漉く工房が軒を連ねるのは、五箇地区。それぞれ特徴のある高級な越前和紙を漉いています。
そして、みなさんに一度訪れていただきたいのが、岡太神社・大瀧神社。紙の神様が祀られている唯一の神社。神社は山頂にある奥の院と山のふもとにある里宮からなる神社で、奥の院(上宮)には、岡太、大瀧両神社の本殿が並んでたち、下宮は、両神社の共有とされていることからこのような2つの神社の名前が連ねられているそう。そして、女性の紙の神、川上御前が祀られ、全国の紙業界から崇敬を集め、祭りのときには全国からたくさんの参拝客が集まるそうです。お祭りの時以外でも、木々の聳える青々とした空間に凛とした佇まいの神社(下宮)は、時間がなくても立ち寄って息を整え、姿勢を正すお気に入りの場所です。
「川上御前のいわれ」毎回じっくりと読んでしまいます
また、越前和紙の技術を受け継ぎ、伝える方々にお会いして、お話をするのも私の好きな時間。それぞれ特徴のある和紙を商品化し、販売されていたり、紙漉きなどの体験をさせていただくことも可能です。私は必ずお気に入りを見つけてしまうため、私の暮らしには徐々に和紙が増え続けます!
やなせ和紙さん。こちらに来ないと買えない手漉き和紙。一枚一枚違う表情。
五十嵐製紙さんにて。紫式部ゆかりの地「越前市」にちなんで紫式部ちゃん、藤原為時くん。
最近のお気に入り「うさぼっくす」。1匹連れて帰りました!
【岡太神社・大瀧神社】
〒915-0234 福井県越前市大滝町13-1
ルート1:JR越前たけふ駅から車にて10分
ルート2:北陸自動車道武生ICから車で10分
ルート3:JR武生駅から福鉄バス南越線「和紙の里」下車徒歩約10分
【株式会社五十嵐製紙】
〒915-0233 福井県越前市岩本町12-14
http://www.wagamiya.com/index.html
【有限会社やなせ和紙】
〒915-0234 福井県越前市大滝町24-21
https://washicco.jp/index.html
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五十嵐郁子
1975年生。東京在住。エーデパディレクター。福井県越前市生まれ。日本女子大学卒。大学生の2人の娘の母。東京福井県人会理事。
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御朱印帳(大)