LIGHT FORCE(株式会社丸仁 専務取締役/営業本部長) 雨森研悟さん
LIGHT FORCE(株式会社丸仁 専務取締役/営業本部長)
雨森研悟さん
反射材の使い方はアイデア次第。
異業種&異分野との交流で広く普及させたい。
ストア内で異彩を放つ存在!
それは福井生まれの反射材アイテム。
エードットデパートメントストア内で異彩を放っているのが、「LIGHT FORCE(ライトフォース)のアイテムです。イラストが光るTシャツやオーロラに輝くパーカー、ショートパンツ、サコッシュなど、どれも一度見たら忘れられないインパクトがあります。
「伝統工芸品が多い中にあって、弊社商品は明らかに異色。出店について最初は大丈夫かな?と思いました。でも、“福井の良いモノ”という基準で考えれば弊社もOKと思い直し、そこからいろいろなアイテムの幅も広がると考えました」
そう話すのは、LIGHT FORCEを手掛ける株式会社丸仁の専務 雨森研悟さんです。LIGHT FORCEは同社のブランド名であり、実は20年以上も前から存在していました。
「弊社の反射材をブランド化しようと、私の父である社長が考案したのが“LIGHT(光)+ FORCE(力・強さ)”、そのままズバリ、“光に力を”という意味です。大々的に使用するようになったのは数年前、ネット販売を始めた頃からです」
反射材のさまざまな加工を手掛ける会社は国内でも珍しく、さらに丸仁ではいくつもの特許も取得しています。反射材といえば交通安全関連商品(タスキやテープなど)とイメージされがちですが、LIGHT FORCEのアイテムからは、反射材の可能性の広さを感じずにはいられません。では、それらの開発のきっかけは何だったのでしょうか。
反射材は交通安全限定?!
自分が欲しいモノに付けてみると…。
「自社の反射材をもっと普及させたい! でも、反射材といえば交通安全、しかもシルバー世代のモノという既成概念がありました。ならば、まったく別の形を作らなければと。そこで、まずは自分がおもしろくて、あったらいいなぁと思えるモノと考えたら、自然とアパレルにたどり着き、Tシャツに使ってみることにしました」
その後はストア内にある通り、さまざまなモノが誕生しました。特に全身オーロラに輝くパーカーはSNSや全国ニュースなどでも取り上げられ、注目を集めました。
「かなり突飛で、しかも価格も高めです。ですが掲載後には注文が殺到して驚きました。求めている人はいるんだなぁと感心すると同時に、反射材はアイデア次第でどんなモノにも使えること、どこにもない尖ったデザイン、大量より少量、オンリーワンが良いと確信した瞬間でもありました」
今もLIGHT FORCEアイテムは、雨森さん自身がおもしろいと思えるモノが基本です。Tシャツなどのアパレル商品以外にも、CDジャケットやアクセサリーとのコラボなど、確実に用途幅が広がっています。
コロナ禍の今、反射材を付けたマスクも販売中。先日は手作りマスクのワークショップも実施されました(2021年2月20~21日 エルパにて)。参加者の多くは反射材の意外な使われ方や、繊細なデザイン、簡単にマスクに貼れるなどに驚く人が多かったそう。
目下の課題は、反射材の普及&拡大。
いろいろな人や業種に興味津々。
反射材の大きな可能性を実感、楽しみにしているという雨森さん。次なる挑戦は果たして何なのでしょうか。
「売上はもちろん大切ですが、今は反射材の用途の幅広さを伝えていく時期でもあると考えています。ですから、異業種の方とお会いして話をしたり、現場を見に行ったり、コラボレーションを検討したりと、とにかく動いています。自分達だけでは思いつかない発見や驚き、おもしろい使い方も知ることができ、それをどう生かそうかと思案中です」
コロナ禍前はファッション系専門学校に出向き、反射材に関する講義を実施。学生の新鮮で斬新な発想にも驚いたとか。今後、若者の発想やセンスに期待したいところです。
交通安全アイテムから発展して、アパレル、インテリア、アート、音楽、住宅関連など、反射材が活躍できる分野はまだまだあり、オリジナルアイテムにもなりそう。まさに、反射材(LIGHT)が持つ力(FORCE)は、少しずつ大きく、広がっているという感じです。
「いつか、反射材のことが“LIGHT FORCE”と言われるようになりたい!」と雨森さん。いろいろなアイテムやシーンに反射材が使わるようになれば、暮らしはもっと楽しく、おもしろく、刺激的になるはずです。
雨森さんが付けているマスクや背景にあるジャケットは、一見すると普通。しかし、角度を変えたり、暗くなると反射材効果が一目瞭然。スゴイ!
ヒールやシューズ、帽子、バッグ、アーティストのCDジャケットなど、あらゆるアイテムに反射材を使用するだけで文字通り、光り、目立ち、オリジナリティや個性にもつながる
オーロラに輝く反射材の加工技術の特許をはじめ、汗によって冷えたり、蓄熱するマーク(冷感マーク、蓄熱マーク)も開発している
たくさんのポケットがついた釣り用ベスト。夜釣りに最適!と思いきや「おもしろいファッションとして、意外にも若い方に注目されています」(雨森さん)
現在、販売中のマスクキット。反射材マークは6枚入り。「アイロンで簡単にできます。1枚は練習用として使ってください」(雨森さん)
21世紀美術館(石川県)でも販売されている、丸くてかわいい缶バッジ(大直径56㎜、小直径32㎜)
ちょっとしたお出かけにも便利なサコッシュ。夜間外出時には防犯効果も発揮!
株式会社丸仁では、光らない転写マークを約7割、反射材を約3割、それぞれに企画・製造・販売している。転写マークの中には広く知られるブランドやメーカーもある
LIGHT FORCE(株式会社丸仁 専務取締役/営業本部長)
雨森研悟さん
福井市生まれ。20代前半に株式会社丸仁に入社。すぐに中国工場の立ち上げに携わり、以降約7年間、転写マーク生産拠点の責任者として従事(コロナ禍で中国工場は昨年閉鎖、貿易関務は継続)。「ゼロからの立ち上げや中国から世界を見られたことは貴重な経験でした」と雨森さん。現在、専務と営業本部長、“反射服装研究家”という肩書も持つ。
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