チタン製眼鏡部品製造技術を
一から勉強して開発したメンズアクセサリー。
眼鏡部品製造を手掛けている木村金属工業。チタン製眼鏡部品製造技術を駆使したアクセサリーづくりを2002年から始めています。開発したのは、代表取締役を務める福田淳さん。奥様の実家の家業を継ぐため一般企業を経て同社に入社。「チタンを使ったモノづくりの工程や必要な技術については、まったく知識がなかったので、一から勉強しました」。と福田さん。木村金属工業に入社後、圧延加工・フライス盤による2次加工・研磨加工の技術を活用して自社製品を作ることから始めたそうです。もともと設計関連の仕事をしていたこともあり商品設計など、かつての仕事も生かされているそう。いまや「チタン工房キムラ」は、日本経済新聞やNHKなどのメディアにも取り上げられるまでに成長しています。
Since 2002, we have been making accessories using titanium eyeglass parts manufacturing technology. Mr. Satoshi Fukuda, who is the representative director, was developed. “I didn't have any knowledge about the manufacturing process and the necessary technologies using titanium, so I studied from scratch,” he said. Today, Titanium Studio Kimura has grown to be featured in the Nihon Keizai Shimbun and NHK media.
女性の要望から生まれた
ピアスやブレスレッド。
福田さんがつくるオリジナルチタンアクセサリーの販売実績は、2019年4月時点で3万1,000件にも。当初は、バングルやネックレスなどのメンズものからスタートしたアクセサリーづくりでしたが、女性からの要望に応え、ピアスなどのレディースアイテムもつくるようになりました。今では、ブレスレットやピアス、指輪などのアクセサリーの他、チタンドッグタグ・IDタグ、チタン表札などのアイテムまで幅広く手掛けています。設計から商品の加工まですべて一人で手掛けています。「一人で作るのは大変ですが、求人も出していないのにウェブサイトを見て『自分も作りたい』と連絡をくれて。求人も難しい中、いっしょに働くことになったのはうれしかったですね」
A total of 31,000 original titanium accessories made by Mr. Fukuda were sold in April 2019. At first he made men's items such as bangles and necklaces, but the demand from women increased, and women's items such as earrings were also made. He handles everything from design to product processing alone. It is hard for him to make it alone, but it seems that he was glad that he contacted "I want to make it myself" after seeing the website.
ニーズに柔軟に対応して、
唯一無二のアイテムを。
製造技術は常に磨き続けていて、3D CADを覚えCAMを活用して、チタン削りだしなどでアクセサリーの制作を開始すると同時に、お客様一人ひとりのニーズにも柔軟に対応する運営方針の骨格構成にも力を注いできた福田さん。金型を使わない切削制法に特化しているため、「ここを少しだけ変更したい」「サイズを変えたい」の要望にも向き合うことができることは大きな強み。光沢研磨仕上げやアンティーク仕上げ、レーザー刻印にも対応して、長く愛用してもらえるオリジナル商品を生み出し続けています。ピアスの曲線など繊細なデザインも多いですが「技術に磨きをかけて、お客様に意見をいただきながら、喜んでいただけるアクセサリーを作り続けていきたいですね」と福田さん。
Mr. Fukuda has always refined his manufacturing technology. He learned 3D CAD and started using CAM to produce accessories such as titanium shaving. At the same time, he has been committed to responding flexibly to the needs of each customer. “I would like to refine the technology and continue to make accessories that please customers while giving feedback to customers,” says Fukuda.