越前和紙ぬり絵巻
越前和紙産地の歴史・技術が詰まった「越前和紙ぬり絵巻」
この越前和紙ぬり絵巻の絵には、越前和紙の歴史・技術が凝縮されています。
越前和紙産地の大きな特徴の1つは、なんといっても「川上御前伝説」です。今から1500年ほど前、川上御前という美しいお姫様が現れ、農地に適さない地で暮らす里人達に紙漉きを教えたと伝えられています。生活するすべを与えてもらった里人達はこの女性を「川上御前」(かわかみごぜん)として崇め、 岡太神社を建ててお祀りし、その紙漉きの技を今につないでいます。岡太神社は、日本で唯一の紙の神様「紙祖神」として川上御前を祀っているのです。
その歴史的な背景、川上御前をのせたお神輿を担ぐお祭りの様子や、和紙の原料、紙漉きの様子等がこのぬり絵巻には描かれています。
越前和紙のことをより多くのひとに知ってもらいたいという想いから、小さなお子さんにも楽しんでもらえるように川上御前の伝説をイラストにし、ただのぬり絵ではなく巻きものにすることで紙にふれて親しんでもらえるようにしました。
また、手漉き、機械抄き、加工の5社の特徴ある和紙でぬり絵をつくることで、それぞれの和紙の特徴を楽しんでいただける絵巻物になっております。色鉛筆、絵具、クレヨンなどそれぞれに合う和紙がありますのでご自身の塗り絵スタイルに合わせた和紙を選んでみてくださいね。
越前和紙ぬり絵巻|染め用紙|機械抄き
■和紙の特徴
パルプ100%の機械漉き。シルクスクリーンなど紙を染める用途で使用される。
■適してる画材
色鉛筆、絵具
■作り手情報
「有限会社越前製紙工場」
延元3年(1338年)より紙漉きに携わる。現社長の頃より機械漉きをメインに切り替える。写経用紙、書道用紙も扱う。
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