人生を彩る旅〜福井〜

海の底の神秘的な世界を表現する若狭塗り箸
福井県はよくおたまじゃくしの形と例えられます。その頭の部分を嶺北、尾の部分を嶺南と区分けされています。
今回は、その嶺南に根付いてきた伝統工芸「若狭塗箸」について、調べてみます。
「塗箸」の誕生は若狭地方
晴れた日の若狭湾。青く澄んだ綺麗な海底を表現する若狭塗り箸
海の町、若狭小浜の浜辺で、波に洗われる砂や貝殻を漆とともに箸につけたことから、生まれたとされています。その後、江戸時代1764~...

温かみのある奥深い越前焼
福井県の伝統工芸のひとつ、越前焼のルーツは、
約850年前平安時代後期から始まっているといわれています。主に水瓶やすり鉢などの日用的につかわれる日用雑品が作られていたとされています。北前船が発達していた福井県は、この越前焼を北海道や島根まで流通させ、産地として発展しました。
しかし、水道の普及や陶業の普及により、一時、越前焼は衰退します。これを乗り越えて、また昭和23年には小山冨士夫氏によっ...

春の贈りもの
気候も少しずつあたたかい日が増えてきて、花が咲いている様子も見られるようになりましたね。このようにぽかぽかとした陽気がつづくようになると、いよいよ春が来る気配が楽しみになってきます。特に北陸では、大雪で寒波の続く冬だったため、桜の花がさく季節が格段に待ち遠しく思えます。福井県、北陸の桜は、毎年4月の初旬ごろから咲き始めます。今回のお話は、福井県の桜のみどころをお伝えしたいと思います。
なんと...

越前和紙に纏わる尊い伝説
福井県の7つの伝統工芸の中でも、歴史の長い越前和紙には一つの伝説があります。
伝説では、約1500年前(5世紀末)、後の継体天皇が越前地方を統治していたとされた頃、岡本川の上流に1人の女性が現れ、田畑の少ない五箇地区の土地に紙漉きの技術を丁寧に伝えたと言われています。喜んだ村人がその女性に名前を尋ねると、「この川上に住む者」とだけ答え、姿を消してしまいました。村人たちは、この女性を川上御前と...

福井といえば越前蟹!カニエコバッグ
今回は、2月末に発売されたカニのエコバッグのお話しです。そもそもこのエコバッグのスタートは3年前!
福井市と包括連携協定を結んでいる共立女子大学建築・デザイン学部デザインコースの田中ゼミと福田ゼミの生徒たちが、北陸新幹線の開通プロモーションに対する商品開発の研究を行なったことからはじまります。
共立女子大学の学生が、福井県、そして、北陸新幹線開通についてイメージできるために、福井県でのゼミ合...

永平寺テロワールという物語の挑戦
永平寺テロワールという物語の挑戦目が届く、手が届く、心が届く永平寺白龍
日本酒は基本的に米の収穫が終わる秋頃から、仕込みがはじまります。
そして、1月くらいから3月くらいまでにできあがる火入れなどをしない、できたてしぼりたてを新酒と言われ、ハレの日などにも適したお酒とされています。
できたてしぼりたてなので、すこーしだけ発泡酒のような味わいが楽しめたり、フレッシュな感じも美味しくておすすめで...

福井県の冬 大雪は大丈夫?
美味しい食べ物が多い冬。越前ガニや水ようかん、日本酒など、冬だからこそ楽しんでいただける冬の福井。
2月に入って、寒波のため、大雪に見舞われ、話題になっています。福井県出身の私に大変そうねと声をかけてくださる方も多くいらっしゃいます。37年ぶりだと言われる大雪の様子を実際のお写真でお伝えしたいと思います。
真っ白な雪にa.cafeの文字を書きました
福井県越前市にある弊社の駐車場
福井駅前の...

遥かな歴史を確かなものにする世界基準のものさし
去年あたりから、福井県出身の私なら、知っているだろうと
「年縞博物館に行ってみたいんだけど」「年縞博物館て素晴らしいんでしょ?」などと質問される機会が増えていました。
年縞というとなんのことだろうと考えてしまうようなちょっと難しげなもの。年縞博物館を調べてみたところ、地層のこと?あんまり興味ないかもしれないなあと思いつつ、私も先日「年縞博物館」へ行ってきました。
私たちが車で到着すると、自...

格別な自分だけの髪飾り
皆様、こんにちは。2025年始まり、いかがおすごしでしょうか?福井県は例年に比べ、雪も少ないとはいえ、ちらほら雪もふる季節になってきているそうです。
そして、私は、新しい年を迎え、新年のご挨拶、初詣などなど。(その間に自分の50回目の誕生日もありつつ笑)また長女の成人式がやっと終わるという慌ただしい日々。ただ、この慌しさはめでたく嬉しいハレの日のためのもの。大変ながらも泣き笑い感動の日々でし...