五十嵐羅紗店とは

五十嵐羅紗店とは

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みなさま、こんにちは。

エーデパの関連会社である株式会社アイジーエーが9月23日に福井市越前市の古民家をリノベーションして、五十嵐羅紗店をオープンさせました。

羅紗とは、主に羊毛などを原料とする厚手の衣料のことを言いますが、昭和の時代には、紳士服のスーツなどを仕立てる洋装店、生地を扱っているお店を羅紗店と言いました。

株式会社アイジーエーの代表取締役社長五十嵐昭順氏は、3代目であり、初代創業者の祖父である五十嵐正二氏が五十嵐羅紗店を経営していたことからもあり、この店名を使うこととなりました。

「繋がる・集う・生まれ変わる・未来へつなぐ・祈る」の5つのコンセプトに、地域文化や伝統工芸を次世代へつなぐ場として、新たに越前市の街並みに新たな賑わいをもたらしてい桁らということで、エーデパの福井県の伝統工芸品や特産物なども展示販売しています。


REZENのお洋服や着物をリメイクしたものが揃います。


エーデパの商品たち、越前和紙や越前焼、越前漆器。ここでしか買えないものもあります。


若狭めのうで作られたピアス。パーツは鯖江の技術チタンを使っています。

店内には昭和時代の帯や今はあまり目にしなくなった三法なども展示してあります



着なくなった着物を街のみなさまから回収しリメイクするプロジェクトもしております

場所は、越前市にあるエードットカフェから徒歩5分、総社大神宮へ向かう途中にあります。黒漆喰で作られた外観は高級感があり、昭和初期のいい時代を反映しているかのような風格があります。大切な想いを受け継ぎ、リノベーションしています。

さて、23日のグランドオープンは、同じ福井県出身の世界内外で活躍されている書家前田鎌利氏を招いて、書道パフォーマンスとトークセッションを行いました。

書道パフォーマンスを見にきてくださる近所の人々や、かの前田鎌利氏を一目見たいと来られた方もいらっしゃいました。

店舗前の歩道に和紙が広げられ、まずは、水だけを筆に浸し、描き始められたとき、周りの人々の少しざわついたような、驚き、感嘆の呼吸。その後に、墨で力強く、しかし穏やかな柔和な優しさが滲むような文字。その文字は「五風十雨」。

「五風十雨」は、五日ごとに風が吹き、十日ごとに雨が降るように気候は順調で農作物が豊に育つことを意味し、気候もそうですが人々の心も、地域も大小に関わらず、穏やかな平和への祈りも込められています。

パフォーマンスの後は、福井県にゆかりのあるのスペシャリストの方々(伝統工芸士、レストラン経営者、酒蔵社長、経営者の方々)をお招きし、3代目店主五十嵐昭順氏と前田鎌利氏によるトークセッションが行われました。テーマは、「日々是好日」。いつもはお目にかかれないご多忙な方々が勢揃いされ、トークセッションという名の座談会のような雰囲気。非常に有意義な笑顔の溢れる時間でした。



前田鎌利氏

福井県生まれ。5歳より書家 杉本長雲に師事し、東京学藝大学教育学部特別教員養成課程書道科を卒業後、独立書家として活動。 2014年に一般社団法人 継未-TUGUMI-を設立し全国にて書道塾を展開(2024年:全国5カ所700名が在籍) 国内外での個展の開催やライブパフォーマンスを精力的に行いメディア出演も多数。「念いを伝える書家」として高い評価を得ている。


五十嵐羅紗店
〒915-0074 福井県越前市蓬莱町3−2
営業日:木・金・土・日
営業時間:11:00~19:00

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五十嵐郁子(五十嵐羅紗店1代目店主孫娘)
1975年生。東京在住。エーデパディレクター。福井県越前市生まれ。日本女子大学卒。大学生の2人の娘の母。東京福井県人会理事。福井市応援隊サポーター。

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若狭めのうSHIZUKUピアス