みなさま、こんにちは。2025年もあと半月ですね。本日12月13日は「正月事始めの日」とされています。正月事始めをご存知でしょうか?
お正月に年神様(としがみさま)を迎えるための準備をすることを「正月事始め」と言います。年神様は、お正月に各家庭を訪れ、一年の幸福や豊作、健康をもたらす日本の伝統的な来訪神です。また、地方によっては、ご先祖の魂が新年の守護神として戻ってくるともされています。年神様は、新年の初まりに穀物の実りをもたらし、家族の安全や繁栄を願う神様で、初日の出と共に来訪し、松の内(1月7日ごろまで)に家を訪れ、その後、どんど焼きなどで送られるそうです。

その年神様を迎える準備をすることが、正月事始めといい、陰陽道で「鬼宿日(きしゅくじつ)」にあたるため、縁起が良い日として、この日から正月の準備を始めたとされているそうです。13日から、煤払い(大掃除)や注連飾りなどの準備を行うことが慣わしとされています。

では、どのような準備が必要でどのような意味があるのでしょうか?少し調べてみました。
煤払い(すすはらい)、これは一年間の煤や埃を祓い清めることです。江戸城でも13日に行われていたことに由来し、今の大掃除のことを意味します。払清めることで気持ちよく年神様をお迎えします。逆に12月29日、31日、年明け三が日は大掃除を控えるべきとされているそうです。

松迎え(まつむかえ)とは、お正月に飾る門松(かどまつ)や、煮炊きに使う薪(まき)などを山から切り取ってくる伝統行事で、年神様(としがみさま)を迎えるための大切な準備、松は神様が宿る「依り代(よりしろ)」とされ、不老長寿の象徴でもあるため、この儀式は年神様を山から家へお招きする意味合いがあります。今では、資源保護や生活様式の変化で、ほとんど行われなくなり、代わりに市販の門松を飾ったり、門松の絵柄の札を貼ったりする家が増えました。
ご存知の注連飾り(しめかざり)。注連飾りは、年神様が迷わずに家に来られるよう、玄関に飾ります。魔除けや神様が宿る神聖な場所を示す意味もあるようです。稲わらで作った「しめ縄」に、橙(ダイダイ)、裏白(ウラジロ)、ゆずり葉、御幣(ごへい)などの縁起物を付けたもので、家の内外を清め、邪気を払い、福を呼び込む意味が込められています。 12月28日までに飾ると良いと言われています。1月7日(関東)、1月15日(関西)の「松の内」まで飾るとされています。

おせち料理も季節の節目(節句)に神様へお供えし、家族の健康、豊作、子孫繁栄などを願う縁起の良い料理で、「御節供(おせちく)」が語源です。本来は正月に限らず、年末に作って三が日は火を使わず神様と食事を共にする意味もあるそうです。
もう一つ、新年を迎えてから、今年もどうぞよろしくお願いしますという気持ちと一緒に贈るお年賀も、年神様へのお供物を持ち寄る習慣が起源となっているそうです。日頃お世話になっている親族や友人などに、松の内までに手渡しで贈ることがマナーで高価すぎない品をお渡しするのが一般的らしいです。
何気なく、受け継いできた習慣が、このような意味のある伝統行事だと私自身も身も引き締まる想いがします。あっという間に2025年も終わっていきますが、本日の正月事始めの日から、年神様に愛される一年になりますよう、まずは煤払いから始めます!
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五十嵐郁子(五十嵐羅紗店1代目店主孫娘)
1975年生。東京在住。エーデパディレクター。福井県越前市生まれ。日本女子大学卒。大学生の2人の娘の母。東京福井県人会理事。福井市応援隊サポーター。
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