福井大学学生プロジェクト2年め vol.2~福大生、営業する~

福井大学学生プロジェクト2年め vol.2~福大生、営業する〜 

前回は、8月末の東京〜福井県越前市リモートのプロジェクト始動のミーティングの様子をお伝えしました。その後の学生たちの活動をお伝えいたします!

 

表題にもあるように、vol.2は〜福大生、営業する〜です。8月の段階では、福大生たちはAD4班に分かれ、各各の班で、嶺南地区の逸品を調べ上げました。そして、全部で約30社の候補を挙げてくれました。

今回は、ここからのお話です。

 

AD班に分かれた学生たち、まずは、候補の会社や作家さんのところへ、電話営業をしました。1班には45名の学生が所属しています。学生たちが初めて行った電話営業です。もちろん、一人一人がしっかりと頭の中で言葉を考え、何回も練習をして、電話をかけたときいています。学生たちが緊張している様子が目に浮かぶようです。

 

次のステップは、実際に企業さんや作家さんの工房を訪ねての営業。ということは、電話の目的は訪問してもいいというアポイントを取れるかということ。自分がどういう立場で電話をし、どのような目的で話をしているのか、相手に共感してもらって、もう一度あって話を聞きたいと思っていただく。本当に難しいことです。のちに、1人の学生から、ほかの班がアポイントを取っていく中、自分だけがことわられ続ける、自分の話し方が悪いのではないか、どのように伝えたらわかりやすいのか、伝わりやすい言葉とは?など、真剣に考え、何度もトライして、やっと訪問のアポイントを取れたときには本当に嬉しかったという話をききました。この話をきいている間中、学生の立場ではあるけれど、電話の向こうにいる相手に自分の気持ちに共感してほしいという気持ちを必死で伝えようとしている姿が目に浮かびました。その学生も締め切りの間際に1つアポイントをとることができました。私たちにそのことを告げた笑顔が忘れられません。

 

そして、それぞれの班が、嶺南地方に営業にでかけていきました。9月のことです。どうして、この逸品を選んだのか、どうして、エーデパにこの商品を掲載してほしいのかをどのように伝えるのがいいのかを班でしっかり話し合って、営業に出かけて行きました。

企業のみなさんも作家さんたちも、一様に真剣に学生たちの話をきいてくださったといいます。また、学生だからと言って、曖昧にはせず、きちんと対応をしてくださったという話も聞いています。ネット販売には興味があるが、実際、この商品がネットに適しているかわからないから踏み切れないとか、一度学生だけではなく、エーデパのスタッフとの話もきいてみないと返事はできないとか、本来の仕事としての対応してくださったことに感謝しています。その言葉をそれぞれが受け取り、納得をした学生たちは、工房や工場を見学させていただき、ひとつひとつのものづくりを実感させていただいたと言います。皆さんが親切でいろんな話をしてくださったと笑顔で報告がありました!

 

10月中旬になって、2回めのリモートMTが行われました。この日は、AD班の営業成功のプレゼンテーションでした。それぞれの班が、嶺南地方の逸品を調べ上げ、そこから電話を何本もかけ、訪問のお約束をとり、何社も回って、エーデパへの出店をこぎつけた喜びのプレゼンテーション。聞いている私たちも感動!

その企業、作家さんを選んだのか、その商品にはどのような魅力があるのかを話す学生たちは、まるでその商品を実際に作っている企業の一員、または作家さんであるかのようにいきいきとプレゼンしてくれました。

 

学生たちがつないでくれたこの商品、企業さんや作家さんを大切にしっかりと全国に発信していく役割を私たちエーデパが担っていくことを改めて重くうけとめました。

来月、エーデパに出店してくださる企業さん、作家さんのもとに学生と私たちエーデパのスタッフが赴き、作り手さんたちの話をじっくり聞き、学生たちと共にもう一度ものづくりの背景をしっかりと捉え、出来上がった逸品をどのように大切に発信していけるのかをみつけにいってきます。

Vol.3もお楽しみに!

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