四季で巡る

北陸の美味しさ

北陸には、その季節にしか出会えない旬の美味しさがあります。
雪深い山々、日本海の豊かな海、澄んだ水。
厳しくも美しい自然の中で育まれた食材たちは、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。
春の山菜、夏の海の幸、秋の実り、冬のごちそう。
北陸の旬には、その土地の風土や人々の暮らし、季節の移ろいまでも感じられるようです。
その時季に最も美味しいものを味わうこと。
それは、北陸の自然をいただくということなのかもしれません。

雪解けの北陸に届く

春の味覚

雪解けの北陸に、春の味覚が少しずつ届き始めます。
山うど、筍、ふきのとう、蕨――。
雪の下で静かに春を待ち続けた山菜たちは、香り高く、力強い旨みを蓄えています。
厳しい冬を越えた北陸の山だからこそ、上質な春の恵みが育まれるのです。
また、川には美しいサクラマス。
海には、富山のホタルイカや白えび、福井の越前わかめ、若狭ぐじなど、日本海ならではの春の味覚が並びます。
やわらかな苦み、みずみずしい香り、春の海の豊かな旨み。
北陸の春には、冬を越えた土地の生命力が、美味しさとなってあふれています。

陽射しに育まれる

北陸の夏の旬

陽射しが少しずつ強くなる頃、北陸には夏の旬が届き始めます。
越前うにや甘えびなど、日本海の豊かな海の幸。
山からは香り高い鮎、里には瑞々しい夏野菜や梅。
さらに、福井を代表する金福銀福すいかや、みずみずしい甘さが魅力のしらやま西瓜も夏を彩ります。
力強い陽射しの中で育まれた夏の味覚には、どこか涼やかで、生命力あふれる美味しさがあります。
北陸の夏は、豊かな自然の恵みを五感で味わう季節なのです。

実り豊かな

北陸の秋だより

北陸の秋の食には、“豊穣”や“実り”の豊かさがあります。
涼しい風が吹き始める頃、北陸には実りの秋が訪れます。
脂がのったのどぐろ、香り豊かなきのこ、艶やかな新米、そして滋味深い大野の里芋。
山にも海にも、秋ならではの美味しさが満ちる季節です。
夏の陽射しをたっぷり受け、大切に育まれてきた秋の味覚には、どこか心をほっとほどくような豊かさがあります。
北陸の秋は、実りを味わいながら、ゆっくりと季節の移ろいを感じる季節なのです。

心ほどける

北陸の冬の味

雪が降り始める頃、北陸には冬ならではの味覚が並び始めます。
越前がに、寒ぶり、鱈――。
日本海の厳しい冬に育まれた海の幸には、濃厚な旨みと、この土地ならではの力強い美味しさがあります。
また、身体をやさしく温める郷土料理や、福井の冬の風物詩である水ようかんも、この季節ならではの楽しみ。
冬になると、各老舗自慢の水ようかんが店先に並び、北陸に冬の訪れを感じさせてくれます。
雪景色を眺めながら味わう北陸の冬の食には、どこか心をほっとほどくような温もりがあります。
それは、厳しい冬を越えてきた北陸だからこそ生まれる、豊かな食文化なのかもしれません。

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