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【格別の旅】 受け継がれる時間を、味わう。―千古の家と和綴じ体験|2026年11月21日(土)
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受け継がれる時間を、味わう。
※イベント開催日の7日前までキャンセル無料
―格別の旅
a.department storeが北陸の手仕事の工房や職人さんのもとへアテンドし、その魅力、奥深さ、楽しさをお届けするプログラム。
今回は、福井の重要文化財「千古の家」でその歴史、手仕事(越前和紙)、郷土料理、民話、すべてを「時間を味わう」という一つの価値に目を向け企画いたしました。食や文化体験を贅沢な空間でご自分のお時間を過ごしてください!
第一部|千古の家 — 時を受け継ぐ空間に身を置く
長い年月を超えて、今に受け継がれる家
福井県坂井市丸岡町。豊かな自然に囲まれたこの地に、静かに佇む「千古の家」。
国の重要文化財に指定されている坪川家住宅は、江戸時代初期に建てられたと考えられる、福井を代表する歴史ある民家です。茅葺き屋根、力強い木の柱、先人たちの知恵が息づく建築。その一つひとつに、当時の暮らしや、この土地で重ねられてきた時間が刻まれています。
今回の旅では、建物の歴史や特徴を学びながら、家の中を丁寧にご案内いただきます。
長い年月を経てもなお、人を迎え入れるこの空間。そこには、建物を残すことだけではなく、先人たちの暮らしや文化を未来へつなごうとする想いがあります。
そして、千古の家を守り続ける坪川さんから、この家に寄せる想いや、受け継いできたものについてお話を伺います。

古いものを残すとは、どういうことなのか。
大切なものを次の世代へ渡していくとは、どういうことなのか。
千古の家の歴史と、そこに生きる人の想いに触れるひとときです。
第二部|越前和紙 — 受け継がれる技を、自らの手で綴る
1500年の歴史に触れ、一冊を綴る
福井が誇る伝統工芸、越前和紙。
その歴史は約1500年前にさかのぼると伝えられています。清らかな水と豊かな自然に恵まれた土地で育まれ、職人たちの手によって技が受け継がれてきました。
今回お話を伺うのは、越前和紙の伝統工芸士 五十嵐匡美さん。

和紙がこの地で生まれ、どのように発展し、今日まで受け継がれてきたのか。長い歴史の背景にある職人たちの仕事や、伝統を未来へつなぐ想いについてお話しいただきます。
そして、和紙の歴史を学んだあとは、昔ながらの和綴じを体験します。

紙に触れ、手を動かし、一枚一枚を綴っていく。普段は何気なく手にしている紙も、その背景にある歴史や作り手の仕事を知ることで、違った表情を見せてくれるはずです。
自らの手で綴る一冊は、この旅で出会った人や言葉、感じたことを思い返すための小さな記念にもなります。
長い年月をかけて受け継がれてきた技に触れ、自分の手で次の一ページを綴る。
ものづくりの奥深さと、伝統をつないでいくことの豊かさを感じる時間です。
和紙の質感を感じられるシンプルな表紙、伝統技術「墨流し」の表紙、かわいらしい表紙など
色とりどりの越前和紙の中からお気に入りの1枚をお選びください。

第三部|囲炉裏を囲む — 福井の味と、語り継がれる物語
火を囲み、土地の味と物語を愉しむ
旅の締めくくりは、千古の家の囲炉裏を囲んでいただく、福井の郷土料理。

手打ちそばや山菜の煮物など、この土地の風土や暮らしに根ざした料理を味わいます。
季節の恵みをいただきながら、ゆっくりと食事をする。囲炉裏を囲むひとときには、どこか懐かしく、心がほどけていくような豊かさがあります。
そして、この時間をさらに特別なものにしてくれるのが、土地に伝わる民話です。
食事をしながら耳を傾ける、昔から語り継がれてきた物語。そこには、土地の人々の暮らしや自然へのまなざし、時代を超えて受け継がれてきた知恵や想いが息づいています。
歴史ある家を知り、越前和紙の技に触れたあとだからこそ、いつもの食事とは少し違う時間が流れることでしょう。
おいしいものをいただき、物語に耳を傾け、人と語らう。
特別な演出がなくても、そこにある空間と人、そして土地の味わいが、忘れがたいひとときをつくり出します。
千古の家で過ごす、ゆったりとした時間。
福井の風土と人の営みに思いを馳せながら、旅の余韻を心に刻んでください。
坪川家のあらまし
坪川家の先祖坪川但馬丞貞純は北面の武士で、源三位頼政の後胤といわれています。
今を去るおよそ700年前、故あって、この地に定住しました。その後この周辺の集落を司る七人の名司の筆頭として高い格式をもっていたといわれ、近代になって丸岡町に統合される迄は代々村長を務める立場にあったと言います。この家の建築年代を示す文献資料は未だ発見されていないが、格式が高いにもかかわらず古書院造の座敷を欠くことや、柱や梁の仕上げが丸刃の手斧を使ったままであること、そして股柱が三本も使われていることから、建てられたのは中世末期であるといわれ、全国的にも貴重な民家の一つとされています。
昭和41年に国の重要文化財に指定され、昭和43年〜44年に解体修理が行われ、建築当初の形態に復元されました。

仏間(上段の間)
「にわ」の奥は「おえ」と呼ばれる三十畳の板の間で、古い民家には珍しく高い床が張られている。この「おえ」と「にわ」の間に板壁が建てられ、下部には鉤の手に囲いがある。また、この境にある太い栗の柱には荒々しい手斧の刃跡がみられ、囲炉裏のすすでいぶされた本の肌は歴史の重みを感じさせる。江戸初期の一般民家は土間と床張りの二間で畳はないのに比較すると、「仏壇の間」「なかのま」「なんど」の三室にも畳が敷かれているこの家の格式の高さを物語っている。
間取り
右奥は「なんど」寝室(十畳)
左奥は「なかのま」接客室(七畳半)
「ぶつま」座敷(七畳半) 更に一段高くなって「仏壇の間」
屋根
屋根は茅葺きで角屋(つのや)が前後二つあり、その古さに相応して軒が低く、重量感に満ちています。形は格別複雑と言うほどではありませんが、正面の破風と二つの角屋の破風を入母屋破風とするのに対し、主屋背面を寄棟とするなど変化に富んでいます。
三つの入母屋破風は、いずれも木連格子を入れ、前方に大きくのび、棟も先端近くで猫の背のように丸くむくっています。主屋正面の破風はその大きさ、転び、むくりとも格別で、破風の厚さともあいまって独自の優美さと迫力を出しています。

流し場
正面から入ると「にわ」と呼ばれる土間があり、笏谷石をくりぬいて作られた水槽が壁を貫いて置かれ、山から谷引き、いつでも水が使えるように工夫されています。
股柱
この家の特徴の一つに股柱が使われていることが挙げられます。股柱というのは、基が二股に分かれた柱で、一方の枝を短く切って側桁を支え、他方を斜め上に伸ばして上屋桁を受けてるもの。つまり一本の柱で上屋柱の二本の役割をもたせたものです。

国登録記念物 坪川氏庭園
坪川氏庭園は、江戸時代中期の中頃〜宝永頃(1688〜1710)に、京で活躍していた茶人山田宗徧によってつくられたと伝わっています。宗徧は福井藩主松平家の別邸で、今も多くの人が訪れている御泉水屋敷庭園(福井市)をつくった人。
この庭園は、小規模な回遊式池泉庭園であるが、「おえ」からの眺めも考慮されている観賞式庭園。山畔を築山とみなし、その頂上にある3個の立石組は中央の高石的中尊仏、両側の低石を脇侍仏に見立てた三尊石石組。これは枯滝石組も兼ねているように思えます。
平板状の立石と数個の小ぶりの石からなる石組は蓬莱石組、三尊石組右手の立石と横石は陰陽石組になっています。このように当庭園の石組には宗教性や思想性が内包されていて「心の庭」あるいは「祈りの庭」と呼ばれていたそう。
築山の手前には20坪ほどの横長の池泉があります。水深は浅く、出島や中島もない、小さな池泉であるが、築山と手前の平庭をつなぎとめ、庭園の一体性を高めています。おもな植栽は「さつき」ですが、背後の樹木や豊かな自然に囲まれて四季折々の表情を生み出す、味わい深い庭園。
(平成19年3月、県内で初の国登録記念物指定)

開催概要
開催日
2026年11月21日(土)
会場
千古の家(〒910-0205 福井県坂井市丸岡町上竹田30-11)※会場付近に駐車場あり。
時間
11:00〜13:30
(10:30より受付開始)
参加費
おひとりさま 8,500円(税込)
定員
20名
プログラム
※時間に関しては目安となります。
11:00 千古の家について
11:30 越前和紙和綴じ体験
12:15 食事
13:30 解散、自由散策
キャンセルについて
開催日の7日前までキャンセルを承ります。
交通のご案内
[お車の場合]
北陸自動車道丸岡ICから車で25分。
永平寺方面に行き、国道364号に交り左折し山中方面へ。
※2026年8月末の大雨で、一部交通規制されている場合もございます。
[電車の場合]
JR福井駅から京福バスにて「本丸岡」行終点(30分)で下車。
丸岡バスに乗換え「竹田」行終点(20分)より徒歩1分。
こんな方へ
・エーデパの世界観がお好きな方
・福井の食や文化に触れてみたい方
・歴史的建造物がお好きな方
・いつも忙しくしていて、非日常で癒されたい方
・越前和紙に触れてみたい方
・ここでしか味わえない、特別な時間を過ごしたい方
ディレクター五十嵐郁子からのメッセージ
千古の家に一歩足を踏み入れたとき、これまで知っていたつもりの「伝承」という言葉の意味が、少し変わったように感じました。
大切なものを守り、受け継いでいくこと。それは、ただ古いものを残すことではなく、日々手をかけ、想いを注ぎ、次の世代へとつないでいくこと。そこには、私たちが想像する以上の時間と労力、そして深い愛情があるのだと、五感を通して感じることができました。
米糠で丁寧に磨き上げられた、艶やかな床。
毎日、囲炉裏に火を起こすことで、長い年月をかけて家に染み込んだ、なんともいえない燻した香り。
新しいものの美しさや便利さに囲まれた日常を、ふと忘れてしまうほど、そこには心を惹きつける古き良きものの魅力がありました。
そんな特別な空間で、少人数で体験する、昔ながらの越前和紙の「和綴じ」。
受け継がれてきた家に身を置き、受け継がれてきた技に触れ、自分の手で一冊を綴る。そこには、普段の暮らしではなかなか味わうことのできない、豊かな時間が流れています。
紅葉が美しい11月。千古の家で過ごすひとときは、きっと人生の中でも心に残る、格別な旅になるはずです。
皆さまとこの特別な時間をご一緒できることを、私自身も心から楽しみにしております。
ぜひ、ご一緒しませんか。
a.department store ディレクター
五十嵐 郁子

千古の家を守る坪川さんと
スタッフのセレクトポイント
a.department storeディレクター五十嵐郁子
| 商品取扱の注意 | |
|---|---|
| 産地 | 福井県 |
五十嵐製紙




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