2月27日、越前和紙工房をされている五十嵐製紙さんにて、格別の旅が行われました。昨年、テレビにも取り上げられてた五十嵐製紙さんの墨流し体験は、エーデパにもお問い合わせがくるほどの人気です。

墨流し(すみながし)は、水面に墨や染料を落とし、その表面張力と偶然の動きで生まれるマーブル模様(渦模様)を、紙や布に写し取る日本古来の伝統的な技術です。平安時代には、貴族の遊びとして始まりました。水面に墨汁と、油などを交互に垂らし、反発し合う力を利用して、模様を書いていきます。風や息を吹きかけて、偶然生まれた流れるような曲線や渦模様を魅了としています。二度と同じ模様が描けない「唯一無二」の美しさと、苦労を水に流すという縁起の良さが特徴のようです。
五十嵐製紙さんの越前和紙の墨流しでは、水面にさまざまな色(赤、黄色、紫、青、緑、黒)を流しながら思い思いの色の円を作っていきます。色を流しいれた水面に団扇などで風を起こして、色が流れを描いて自然な動きが出てきます。変形させたいところに集中して風を送ることで細かい波紋になったり、大きなゆったりとした波形をつくったり。


私自身は、もう3度ほどの経験があります。墨流しの魅力は知らず知らずのうちに作っている人の個性が映し出されることだと思います。どの色を使っても、それがたとて単色であっても、全体的には、その人らしさのでる墨流しアートになるのも不思議なことだなと思います。何度、体験をしても水から模様を引き上げる和紙に感動します。
今回は、墨流しでつくったその越前和紙をパネルに仕上げます。



パネルの大きさに合わせて、墨流しのどこの部分をパネルにするかを決めます。場所によって、さまざまな表情を持つ墨流しパネルとなるので、慎重にパネルを作って行きます。
こちらの格別の旅「越前和紙墨流しパネル作り」は、お客様のご希望の日付と工房の空いている日を調節させていただきます。また、日にちの調整ができましたら、最寄りの駅からエーデパスタッフが送迎案内もさせていただきますので、安心して体験していただけます。
ぜひ、ご家族での旅行やショートトリップの一つのコンテンツとして、体験をしていただけますと、幸いです。
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五十嵐郁子
1975年生。東京在住。エーデパディレクター。五十嵐羅紗店お姉(おあね)。福井県越前市生まれ。日本女子大学卒。大学生の2人の娘の母。東京福井県人会理事。福井市応援隊サポーター。
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贅沢な読みもの「生活の一部になってこそ生き続ける〜越前和紙の匠〜」











