みなさん、こんにちは。
a.department storeがある福井県は、コシヒカリ発祥の地とあって、美味しいお米もたくさん穫れ、綺麗な水も流れ、味わい深い日本酒がつくられることでも有名です。福井の中でも、山深い積雪量の多い奥越や若狭湾に面した嶺南地方など、旨みがまた異なる日本酒が作られます。30をも超える酒蔵が、格別な美味しさのお酒を作っているのです。
さて、私は先月末、大野市を訪れました。大野市は、豊かな自然と名水に育まれた食の宝庫と呼ばれています。里芋や芋ようかん、蕎麦、日本酒など、思い出すだけでもa.department storeのお客様にまだまだお届けできていないものがいくつも出てきます。

今回訪れたのは、「花垣」をつくっていらっしゃる南部酒造場さん。明治34年(1901年)創業の歴史ある酒蔵です。手造りに徹した丁寧な酒造りと、熟成古酒への挑戦などで知られています。 もう、それだけでも美味しそうな花垣ですが、店内で試飲させていただいたものでどうしてもご紹介したいものがありました。


それが、貴醸酒。貴醸酒0年から20年まで揃っており、私は0年と1年、20年を試飲させてもらいました。0年と20年ということは、20年寝かせたお酒だということです。しかも、貴醸酒(きじょうしゅ)とは、お酒を仕込む際に水の代わりに日本酒を使って造る、非常に贅沢で濃厚な甘口の日本酒です。
フランスの貴腐ワインに匹敵する高級な日本酒を目指し、1973年に当時の国税庁醸造試験所(現・酒類総合研究所)によって開発されました。
風味は、とろりとした口当たりと気品のある甘みが特徴で、熟成させると琥珀色に変化し、ドライフルーツやナッツのような複雑な香りへと深まっていきます。

まるで果実酒のような甘さのある貴醸酒は、日本酒を飲みなれない女性の方にもおすすめしたいものです。20年ものになると、琥珀色に拍車がかかり、酢醤油のような、ねっとりとした甘味のある味わい深いものになっていました。バニラアイスにかけてアフォガード風にするのも絶妙だと思います。
通常の日本酒よりも、アミノ酸が多く含まれ、肌の保湿や代謝がよくなります。また、アデノシンも含まれている為、血行を促進し、冷え性の改善や血管の健康維持に寄与することもわかっています。
貴醸酒は、食後のリラックスタイムに、少し贅沢に味わう甘美なお酒といえるでしょう。ぜひお試しください。
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五十嵐郁子
1975年生。東京在住。エーデパディレクター。五十嵐羅紗店お姉(おあね)。福井県越前市生まれ。日本女子大学卒。大学生の2人の娘の母。東京福井県人会理事。福井市応援隊サポーター。
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