みなさま、こんにちは。
山々が赤や橙に染まり、秋の深まりを感じる季節になりました。
木々の葉が少しずつ色づく紅葉は、日本の秋を象徴する風景のひとつ。赤や橙へと移ろう色彩に、私たちは古くから季節の美しさを見いだしてきました。
そんな紅葉に、深い青紫色が美しい竜胆(りんどう)を添えて。
今回ご紹介するのは、福井の伝統工芸・越前和紙でつくられた「紅葉と竜胆」のウォールアートです。短い秋のひとときを、一枚一枚の和紙に込めて、暮らしのなかで楽しめるかたちにしました。
凛と咲く竜胆に込められた願い

竜胆は、秋の野山を彩る青紫色の花。すっと上を向いて咲く姿には、華やかさのなかにも凛とした強さが感じられます。
竜胆の花言葉は「勝利」「正義感」「誠実」。
古くから生薬として用いられてきた竜胆の根。そのことから、病に打ち勝つというイメージが「勝利」という花言葉につながったともいわれています。
また、竜胆は日本の歴史や文化にもゆかりの深い花。家紋にも用いられ、古くから人々に親しまれてきました。
健やかであること。自分らしく、まっすぐに生きること。
そんな願いを重ねてみると、竜胆は眺めるだけでなく、誰かの幸せを願って贈りたくなる花でもあります。
秋の花として親しまれ、敬老の日の贈り物にも選ばれる竜胆。大切な方への感謝や、これからの日々への願いを託すのにもふさわしい花です。
移ろう紅葉と、変わらぬ美しさ

紅葉は、同じ木であっても、日々その表情が変わっていきます。
緑から黄色へ、そして赤へ。葉が色づくわずかな時間に、自然が生み出す繊細な色の重なりがあります。
紅葉には「大切な思い出」「美しい変化」「調和」といった花言葉もあるそうです。
移ろう季節の美しさを慈しみ、その一瞬を心にとどめる。紅葉には、そんな楽しみ方もあるのではないでしょうか。
越前和紙で、秋を暮らしのなかに
自然の美しさを、越前和紙の手仕事で表現した「紅葉と竜胆」。
一枚一枚丁寧につくられた紅葉の色の重なりと、竜胆の深い青紫色。和紙ならではのやわらかな質感が、秋の景色に豊かな表情を与えます。
季節の移ろいを感じながら、日々の暮らしに彩りを添える。この美しい秋の彩りを、みなさまの暮らしにもお届けできたらうれしく思います。
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五十嵐郁子(いがらしいくこ)
1975年生。東京在住。エーデパディレクター。五十嵐羅紗店お姉(おあね)。福井県越前市生まれ。日本女子大学卒。大学生の2人の娘の母。東京福井県人会理事。福井市応援隊サポーター。神社検定取得。
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