福井が、銀座へ。―「格別の旅」に込めた想い。

福井が、銀座へ。―「格別の旅」に込めた想い。

夏の贈り物。大切な人へ、産地からまっすぐに。 読む 福井が、銀座へ。―「格別の旅」に込めた想い。 1 分

皆さん、こんにちは。

今回の読み物では、8月28日に東京・銀座で開催する「格別の旅」について、お話ししたいと思います。これまで「格別の旅」は、a.department storeのある福井県を舞台に開催してきました。福井の風土に触れ、つくり手と出会い、その土地ならではの食や文化を味わう時間。これまでご参加くださった皆さまには、心より感謝申し上げます。

一方で、「参加してみたいけれど、福井まではなかなか行けない…。」そんなお声もたくさんいただいてきました。

a.department storeをご利用くださるお客様は、福井県だけではありません。首都圏をはじめ、全国各地に、北陸の手仕事や食を愛してくださる方がいらっしゃいます。

それなら、私たちが福井を届けに行こう。

そんな想いから生まれたのが、今回初めて東京で開催する「格別の旅」です。

今回ご用意したのは、銀座のフレンチレストラン「Air」と、福井県永平寺町の酒蔵・吉田酒造「永平寺白龍」による特別なペアリング。


「Air」芸術のような一皿。目でも味でも楽しめる美味しさ。


福井県産の旬の食材を使ったフルコースと、その一皿一皿に寄り添う日本酒。
東京にいながら、福井を旅するような時間をお届けしたいと思っています。

なぜ、「Air」だったのか。

私とAirとの出会いは、今から5年前。ちょうどコロナ禍の頃でした。長女の高校卒業を控え、私は謝恩会の委員を務めていました。

本来ならホテルで盛大に開催されるはずの謝恩会も、その年は感染症の影響で大きく形を変えることになりました。

それでも、卒業という人生の節目を迎える子どもたちに、心に残る一日を届けたい。そんな想いで、先生方や卒業生、ご家族の皆さまへお渡しするお弁当を探していました。

必要だったのは、およそ500食。

何軒ものお店に相談しましたが、当時の状況もあり、なかなか引き受けてくださるところはありませんでした。

そんな時、ご縁があって紹介していただいたのが、銀座のフレンチレストラン「Air」でした。オーナーの林さんも、最初は驚かれたと思います。500食という数、そして卒業という大切な一日の食事。

それでも、「子どもたちの晴れの日ですから。やりましょう。」


特別にしつらえてくださったお弁当箱。ハレの日にふさわしい桜の花で彩られ、素晴らしい日を迎えることができました。ありがとうございました。

そう言ってくださり、レストランを数日間休んで準備を進めてくださいました。器まで特別に用意してくださり、当日届けられたお弁当は、一つひとつに心が込められた、本当に美しいものでした。

あの日の感動は、今でも忘れることができません。

その後も、大切な友人や家族と何度かAirを訪れました。けれど、予約はいつもいっぱい。



国内のお客様はもちろん、海外から訪れる方も多く、ますます予約が難しいレストランになっています。

もちろん、ご縁があったから今回お願いした、という理由もあります。でも、それだけではありません。



Airのお料理には、最後の一皿まで人を感動させる力があります。

一皿ごとに驚きがあり、美しさがあり、そして心に残るおいしさがあります。

だからこそ、この感動を、エーデパのお客様にもぜひ味わっていただきたい。そんな想いから、今回の「格別の旅」の舞台をAirに決めました。


何ヶ月もかけて、一皿と一杯をつくり上げる。

今回の「格別の旅」は、ただ料理と日本酒を組み合わせたイベントではありません。

レストランAir、吉田酒造、そしてa.department store。

三者が何度もオンラインミーティングを重ね、それぞれの想いを語り合いながら、この日だけの体験を少しずつ形にしてきました。

時には私自身が福井の吉田酒造を訪れ、吉田由香里社長から酒造りへの想いや、それぞれの日本酒に込められた物語を伺いました。


吉田酒造は、米作りから自社で取り組み、永平寺町の清らかな澄んだ空気と土と水でその時その時の状態に合わせて日本酒作りに真摯に向き合っておられます。新しい挑戦もし続けておられる、何を飲んでも美味しい自信を持ってオススメできる酒蔵さんです


当日お肉料理にペアリングすることになった永平寺白龍九割。九割のこしで磨いているため、本来なら雑味などが残ると予想されますが、これは、素材の良さをふんだんに引き出した一度は飲んでいただきたいお酒です

そして、その一本一本を東京へ持ち帰り、Airのシェフのもとへ。

料理を味わい、日本酒を合わせ、また話し合う。

「この一皿には、どの白龍が寄り添うだろう。」「この一杯なら、料理の余韻をもっと深められるかもしれない。」

そんな対話を何度も繰り返しながら、一皿と一杯の組み合わせを丁寧に磨き上げていきました。

今回のお料理には、福井県産の旬の食材をふんだんに使用していただきます。だからこそ、日本酒とのペアリングは決して簡単ではありませんでした。

料理と酒、それぞれが主張するのではなく、お互いの魅力を引き立て合う関係を目指して、何度も試食と試飲を重ね、ようやく納得のいく組み合わせが決まったのは、つい先日のことです。

白龍には、それぞれ異なる表情があります。

その個性が一皿ごとに美しく花開くように。

料理、日本酒、そしてつくり手の想いが一つにつながる時間を、皆さまにお届けしたいと思っています。

こうして完成した「格別の旅」は、私たちにとっても新しい挑戦です。

福井を飛び出し、東京・銀座で開催する初めての「格別の旅」。

そこには、福井の風土を料理で表現してくださるAirの皆さん、永平寺の自然と向き合いながら酒を醸す吉田酒造の皆さん、そして北陸の魅力を届け続けてきたa.department store、それぞれの想いが込められています。

当日は、福井県産の旬の食材を使ったフルコースと、発売前の限定酒を含む4種類の「永平寺白龍」をご用意いたします。

さらに、吉田酒造の代表取締役・吉田由香里さんにもお越しいただき、酒造りへの想いや、それぞれの一杯に込められた物語をお話しいただきます。

料理を味わうだけではなく、つくり手の言葉に耳を傾け、その土地の風土に思いを馳せる。


穏やかで優しい人柄の奥には、日本酒への揺るぎない情熱が息づいています。その想いに触れるほどに、永平寺白龍をより一層好きになっていただけるはずです。

 

そんな時間こそが、「格別の旅」だと私たちは考えています。

福井へ旅をするように、一皿を味わい、一杯を重ねる。

そのひとときが、皆さまにとって忘れられない時間となり、「今度は福井へ行ってみたい」と思っていただけるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

8月28日、東京・銀座で。

皆さまとお会いできることを、心より楽しみにしております。

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五十嵐郁子
1975年生。東京在住。エーデパディレクター。五十嵐羅紗店お姉(おあね)。福井県越前市生まれ。日本女子大学卒。大学生の2人の娘の母。東京福井県人会理事。福井市応援隊サポーター。
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なお、本イベントのチケットは7月11日(土)正午より販売開始いたします。

参加費はお一人様 25,000円(税込・ペアリング代込)。昼の会・夜の会ともに各回先着15名様限定でのご案内となります。

皆さまと特別なひとときをご一緒できることを、心より楽しみにしております。